フットモジュールは必ず靴を履いて使用してください。これに従わない場合、早期摩耗、機能喪失、製品の
故障の原因となることがあります。
足部とフットシェルの内側に異物 (砂など)がないことを確認します。異物の存在は、グラファイト部品とフ
ットシェルが摩耗する原因となります。説明書(セクション 16 を参照)に従って足部を清掃してください。
足継手と足部を固定しているボルトは絶対に緩めないでください。
ユーザーが異常な動作に気づいたり、器具の特性の変化(異音、遊び、過度の摩耗)を感じたりした場合、ま
たは器具が激しい衝撃を受けた場合は、器具の使用を中止し、義肢装具士に相談してください。
体重の増減があった場合は、義肢装具士に知らせてください。
13.
禁忌事項
最大体重(装着時を含む)が 150kg を超えるユーザーへの使用。
K4 レベルのユーザー、または大きな衝撃や過度の過負荷の危険性がある活動への使用。
14.
副作用
この器具に直接関連する既知の副作用はありません。
本器具に関して何らかの重大インシデントが生じた場合、製造元および使用者が居住する地域の所轄官庁に報告し
なければなりません。
15.
メンテナンスと管理
ネジやその他の部品への、注油などのメンテナンスは不要です。
最低 6 か月に 1 度、部品に性能を損なうおそれのある破損が生じていないかを確認するため、義肢装具士に足部の点
検を依頼することを推奨します。ユーザーが活動的な場合には、より頻繁に点検を行うことを推奨します。
スペクトラソックスとフットシェルも、ユーザーの活動レベルに応じて、定期的に義肢装具士による点検が必要とな
ります。これらの部品の破損は、足部の早期摩耗につながります。
足部の耐用年数はユーザーの活動レベルによって異なります。
EVAQ8 モデルの部品(チューブ、インラインフィルター、バルブ本体に組み込まれている一方向バルブなど)は、シ
ステムの使用中、定期的な手入れや交換が必要になる場合があります。これらの部品の交換は通常の使用による摩耗
とみなされるため保証の対象となりません。
16.
EVAQ8 システムの定期点検
•
システム内部への空気漏れにつながるチューブのねじれ、ひび、割れ、摩耗がないか目視で点検します。ね
じれ、ひび、割れ、摩耗のいずれかが確認された場合は、チューブを交換してください。
•
チューブからインラインフィルターを取り外し、光にかざして点検します。フィルター越しに光が見えれば、
フィルターは清潔です。光が遮られる場合は、遮断物を除去するため、シリンジからの空気をインラインフ
ィルターの遠位端から近位端に向けて(通常の送気方向とは反対方向に)送り込みます。空気を送り込んで
も遮断物を除去できない場合は、フィルターの交換が必要です。
•
システムが正常に機能するためには、必要に応じて、バキュームヒールに組み込まれた一方向バルブを洗浄
し、蒸留水またはイソプロピルアルコールで洗い流します。この洗浄作業は、必ず資格を有する専門の技術
者が行ってください。
1.バルブ本体アセンブリ
•
一方向バルブとバキュームポンプの洗浄方法:
取扱説明書
2.排気フィルター
3.スペーサー
4.ダックビルバルブ(排気側) 7.ストレートバルブ
5.バルブ本体
6.ダックビルバルブ(吸気側)
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