•
次の場合は、スパークプラグに対するメンテナンス
を行います。
•
エンジンの出力レベルが低下したとき。
•
エンジンが始動しにくいとき。
•
エンジンがアイドリング速度で適切に動作しな
いとき。
•
給油のたびにソーチェンの潤滑状態を点検します。
ソーチェンの潤滑状態をチェックするには 426 ペー
ジ を参照してください。
アイドリング速度を調整するには
アイドリング速度を調整する前に、エアフィルターに汚
れがなく、エアフィルターカバーが取り付けられている
ことを確認します。
1. アイドリング調節ネジ(T マークが付いています)
をソーチェンが回り始めるまで時計回りに回しま
す。
2. アイドリング調節ネジ(T マークが付いています)
をソーチェンが動かなくなるまで反時計回りに回し
ます。
3. アイドリング速度は、ソーチェンが回転し始める速
度を下回る必要があります。アイドリング速度が正
しくなると、エンジンが全方向にスムーズに動作し
ます。
スパークアレスタースクリーンを清掃
するには
1. ワイヤーブラシを使用して、スパークアレスタース
クリーンを清掃します。
スパークプラグに対するメンテナンス
を行うには
注意: 推奨されているスパークプラグを使
用します。交換部品がメーカー提供の部品
と同じであることを確認します。誤ったス
パークプラグを使用すると、本製品が損傷
することがあります。
1. 本製品が始動しにくい、または動作しにくい場合
は、スパークプラグに異物がないかどうかを点検し
ます。スパークプラグ電極に異物が付着するリスク
を下げるには、
a) アイドリング速度が正しく調整されていること
を確認します。
b) 適切な燃料混合物を使用していることを確認し
ます。
c) エアフィルターに汚れがないことを確認しま
す。
2. スパークプラグを清掃します(スパークプラグが汚
れている場合)。電極間隔が正しいことを確認しま
す。(図 71 )
3. 必要に応じて、スパークプラグを交換します。
エアフィルターを洗浄するには
658 - 002 - 11.04.2018
1. エアフィルターカバーを取り外して、エアフィルタ
ーを取り出します。
2. 暖かい石鹸水でエアフィルターを洗浄します。エア
フィルターは乾燥させてから取り付けます。
3. 十分に洗浄しても汚れが落ちない場合は、エアフィ
ルターを交換します。破損したエアフィルターは必
ず交換してください。
ソーチェンを目立てするには
カッター
ソーチェンの刃部はカッターと呼ばれ、刃(A)とデプ
スゲージ(B)で構成されています。カッターの切削の
深さは、この 2 つの高さの差、デプスゲージの設定
(C)によって決まります。
(図 72 )
刃を目立てするときは、下記の 4 つの重要な要素に注
意してください。
•
目立て角度。
(図 73 )
•
切削角度。
(図 74 )
•
ヤスリの位置。
(図 75 )
•
丸ヤスリの直径。
(図 76 )
刃を目立てするには
丸ヤスリと目立てゲージを使用して刃を目立てします。
お使いの製品に取り付けられているソーチェンに推奨さ
れているヤスリとゲージの寸法については、
の目立てとソーチェンの組み合わせ 428 ページ を参照
してください。
1. ソーチェンの張り具合が正しいことを確認します。
ソーチェンにたるみがあると横滑りを起こし、正し
い目立てが難しくなります。
2. まず、片側のすべての刃にヤスリをかけます。内側
から刃にヤスリをかけ、戻りストロークの圧力を下
げます。
3. 本製品をひっくり返して、反対側の刃にヤスリをか
けます。
4. 刃の長さが揃うようにヤスリをかけてください。刃
の長さが 4 mm(5/32 インチ)になった場合は、ソ
ーチェンが摩耗しているため、交換する必要があり
ます。(図 77 )
デプスゲージの設定を調整するには
デプスゲージ設定を調整する前に、刃を目立てします。
刃を目立てするには 425 ページ を参照してください。
刃(A)の目立てを行うと、デプスゲージ設定(C)が
低くなります。最適な切削性能を維持するには、デプス
ゲージ(B)にヤスリをかけて、推奨のデプスゲージ設
定を実現する必要があります。お使いのチェンに適した
デプスゲージ設定を確認するには、
ソーチェン
ソーチェンの目立て
425