TRIO11 BE
™
取扱説明書
55
バーンイン
どんなスピーカーでも新品の状態からしばらくはバーンインする必要があります。Trio11 Beのトランスデューサー
はメカニカル・エレメントにより成立していますので、環境によりことなるものの、バーンインの時間は長い場合で
数週間は必要とすることをご了解ください。最初のうちは、あまり高いレベルの入力は避け、20時間位超低域周波
数を含んだソースでランニングしてください。
バーンインが十分に完了し、トランスデューサーが安定してきたと
き、最良のパフォーマンスを発揮することができます。
設定および接続
1 - インプット
リアパネル上にバランス入力1系統が用意されております。
Pin1= グランド Pin2= 正相電圧 (ホット) Pin3= 逆相電圧 ( コールド )
2 - 入力感度
入力感度を +4dBu、-10dBV のいずれかに切替え可能です。+4dBu ポジションはプロフェッショナル・スタンダ
ードに基づくもの、-10dBv は一般的基準(アンバランス出力との接続など)になります。
3 - LF シェルビング
LF SHELVINGは20Hz以下の帯域のコントロールを行います。リスニングルームの反響がソフトな場合は+2dBに、
特に問題無い場合は0dBに、壁際や角にモニターを設置した場合は-2 dBに設定されることをお勧めします
4 - LMF EQ
中低域の帯域コントロールを行います。中央では160HzでQは1です。レンジは+/-3 dBです。この調整ではミキシ
ングコンソールの上に設置する場合などに有効です。ミキシングコンソールからの反射を軽減することができます。
5 - HF シェルビング
HF SHELVINGは4.5Hz以上の帯域のコントロールを行います。 リスニングルームの反響がソフトな場合は+2dB
に、特に問題無い場合は0dBに、高域が強い環境の場合は-2 dBか-3dBに設定されることをお勧めします。